麻薬はいけません!! ミッドナイトエクスプレス どんなに男が威張っても 女性の乳房には勝てません
模型館のネタを探す為に押入れをあさっていたら 懐かしいDVDが発見されました。
そういや昔買ったよなぁ・・・「ミッドナイトエクスプレス」
むか~しの映画です。エンゼルハート・ミシシッピーバーニング・エビータを撮ったアランパーカー監督作品です。最近トンと名前を聞かなくなりましたが まだご健在なのでしょうか?
懐かしさのあまり思わず再生!・・・・・・そうだった・・・そんな映画だった・・・
il||li _| ̄|○ il||li
暗い・・・・とにかく暗い・・・|(|゚|∀|゚|) ドン引きするほど暗い作品です。基本、映画はどんな小難しい理屈を並べ立てようとも最終的に「娯楽・エンターテイメントでなければならい」という私の持論から大きくかけ離れた作品です。娯楽性の要素の欠片もありません(゚∇゚|||)
私が高校生くらいの時 正月の深夜にTVで放送していたのを観たのが最初の出会いでした。学生ながらけっこうなトラウマ(心の傷)になる作品だったのを記憶していますが・・・なんでこんな作品のDVD買っちゃったのかなぁ・・・俺? そんで こんな作品よくもまぁ正月早々放送したなぁ・・・・何考えてんだ?テレビ局![]()
あらすじは・・・・1970年 ほんの出来心でイスタンブールからアメリカに麻薬を密輸しようとして警察に逮捕されたアメリカ青年ビリー。やがて彼はトルコの刑務所に収監される。言葉も分からない。文化も違う状況の中でひたすら孤独と恐怖に見舞われる。残忍な看守の仕打ち・ 警察署長からの拷問・体罰。傷ついたビリーを介護してくれたのは2人のアメリカ人収監者エリックとジミー。彼らが言うには「ここから出るには病人になるか、ミッドナイトエクスプレスに乗るかの2つしかない」ミッドナイトエクスプレス(深夜特急)とは刑務所内の隠語で「脱走」の事。
やがて裁判が始まりビリーには4年の刑期が言い渡される(模範囚としていれば3年)。ひたすら模範囚としてビリーに3年弱の月日が流れ後2ヶ月で釈放という時に「裁判のやり直し」が言い渡される。海外に対し麻薬撲滅の姿勢をアピールしたい検察側が裁判所に裁判のやり直しを申請したのだ。その結果ビリーには懲役30年の刑が言い渡される。
ついにビリーは脱獄を決意。仲間のジミー・麻薬中毒患者マックスと共に脱走用の地下壕を発見するが密告屋が所長に告げ口。脱獄計画がバレてジミー1人が責めを負う。さらに密告屋によりマックスまで廃人同様に・・・怒り狂ったビリーは密告屋の口に自分の口を突っ込み舌を食いちぎる。
その後 精神病棟に収監されたビリーはマックスと同様廃人寸前にまで追い込まれるが面会にきた恋人スーザンの助けもあり再度脱獄に踏み切る・・・・という「実話」の映画化が大まかな内容です。
怖ぇ~ゾ~(lll゚Д゚) とにかく怖いヒィー(((゚Д゚)))ガタガタ よくもまぁコレだけの内容を121分の中に納めきったな
と正直驚きます。
(自業自得とはいえ)ニクソン政権下での米国とトルコの政治の犠牲となった青年を通して、時間とは何か、人とは何か、罪とは何か、罰とは何か、尊厳とは何か、理不尽さとは何か、人権とは何か、人間性とは何か、自由とは何かをひたすら問いかけます。
麻薬所持で刑務所にブチ込まれたのに その刑務所内では当たり前の様に麻薬が蔓延している矛盾も恐怖です。
特に印象的だったのは物語終盤 恋人スーザンが面会に来た時のシーン。スーザンに服を脱ぐよう懇願し「自慰」にふけるビリー。その後ガラス越しに彼女の乳房を愛撫するシーンがあるのですが、 本来なら「欲情」「劣情」を掻き立てるようなシュチュエーションなのですがソコには一切の「卑猥」さも「猥褻」さも「淫靡」さも「エロティシズム」のカケラもありません。 ただひたすら延々と「せつない」・・・限りない「せつなさ」のみが空間を支配します。もう・・心臓を押し潰されるのではないか?と思う程の「せつなさ」が・・・
わたしも後にも先にもここまで「せつない」描写は観た記憶がありません。おそらく「映画史」に残る「せつない」シーンではないでしょうか。
一応最後はハッピーエンドという形で落ち着きますが、それまで画面を通して体感した恐怖・緊迫感・絶望感・悲壮感・重圧・切なさを考えれば 果たしてアレをハッピーエンドと呼べるのかどうか・・・
マックスの行く末も気になりますし・・・
皆さんも機会があれば是非レンタル屋ででも借りてご覧ください。めっちゃヘビーな気持ちになる事間違いなし!海外に行っても絶対 麻薬に手を出すのはやめようという気持ちになるはずです。
全く娯楽性のカケラもないこの作品の中で無理矢理娯楽性を見出すとしたら、「地獄」の中の「不自由な生活」を強いられているビリーと比較対照することで 自分の「自由」さを再確認できる事でしょうか?・・・・・などと不謹慎な事を思ってしまう「私の心は腐ってる?」![]()
目立たないながらもビリーの父親役の俳優さんの演技・表情が心に響きました。
エンドロール時に映る息子が帰ってきた時のあの嬉しそうな表情・・・・心に響きました![]()
やっぱり男にとって「女性の乳房」の存在って偉大なんですねぇ・・・・(いや
決してイヤらしい意味じゃなくて![]()
(;´▽`A`` )



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